油職人

「鍋やフライパンをピカピカにしたい」

「油職人」はそんな願いをどれぐらい叶えてくれる洗剤なのでしょうか? 実際に使ってみた結果、ある程度の限界が見えたので報告します。

油職人

油職人のラベル

  • 界面活性剤(10%脂肪酸アルカノールアミド)
  • 水酸化ナトリウム(5%)
  • 水酸化カリウム(4%)
  • 液性:アルカリ性
  • 用途:ひどい油汚れの洗浄、脱脂、清掃に
  • 内容量:500ml

ステンレス鍋の軽い汚れ

ステンレス鍋の外側

汚いです。が、とても家庭的で一般的なステンレスの鍋の汚れだと思います。

処置:ラップでパック

塗布してラップでパックした様子

「油職人」を塗布し、ラップでパックしてしばし放置(15分ぐらい)します。

ラップをはずしてみる

ラップをはずした直後

ラップを剥がした直後の様子。水で流していないのにすでにキレイだ!

擦り洗いしたあと

ピカピカになったステンレス鍋

ピカピカになった!

ほとんどの汚れは水で流すだけでキレイになったが、しつこい汚れは強くこする必要があった。 しかし、ほとんどピッカピカに。

手間はほとんど感じなかった。すごい!!他のものも試したい!

卵焼きフライパンの裏側

卵焼き用フライパンの裏側

とても汚いが、裏側なんてこんなもんだと思う。

ステンレス鍋と同じように「油職人」を塗布してラップでパックしてみた。

油職人1回目

油職人1回目

一部が「ピッカピカ」になった。他の部分は強くこすっても無理だったので、再度ラップする。

油職人2回目

油職人2回目

軽くこすったら「黒い汚れ」がポロっと取れだしたので、思い切って金属のヘラでこすったらドンドン取れた。

しかし、これ以上は相当力を入れないと無理そう。

油職人3回目+強くこすった

油職人3回目の様子

ほぼピッカピカだが、凹凸のヘコミの部分はヘラが入らず、汚れは落とせなかった。

また、金属のヘラで強くこすると「塗装」まで剥がれてしまった。

「油職人」の現実的な限界が見えてきた。

フライパンで試す

フライパンの裏側

フライパンの裏側で試す。「茶色の汚れ」は簡単に落ちると予想する。

歯ブラシでこする

歯ブラシでこする様子

歯ブラシでこすってみる

やはり黒い汚れは残る

油職人で取りきれない汚れ

やはり「茶色い汚れ」は簡単に落ちるが、「黒いコゲ」は難しいようだ。

卵焼き器のように金属製のヘラでこすれば落ちそうだが、それはもう「パワー」なので”洗剤で落ちた”とは強く言いにくい。

フライパンの他の部分

フライパンの裏側汚れが落ちた箇所

赤丸の箇所はフライパンの「地」の部分が見えるほど汚れが落ちたが、他の部分の焦げ付きは落とせなかった。

油職人で簡単に落とせる汚れまとめ

油職人の限界

茶色系の汚れはしつこくても落とせる。が、黒いコゲは難しい。

結論:重曹で煮るより全然良い

洗浄力は強力で、鍋の側面の強い汚れもバッチリ落とせるが、鍋の底面の直火があたる部分の黒い焦げ付きを落とすのは難しい。

しかし、内容量500mlと多めかつ、スプレータイプで扱いやすいため、月に1度のケアには「マジッ◯リン」よりも断然こちらの方がいい

特に、「重曹で煮ている人」はこっちの方が明らかに楽なのですぐ乗り換えるべき。

中華鍋についた強い焦げ付き

↑このラスボスをなんとかしたいんですけど、誰かいい薬品教えてくれませんか?ガスで焼き切るのはNGで!家庭で使える強力なの知ってたら教えてください!いつたのでした!!