こんにちわ!ブログ「いつもたのしく」です!

貰い物の積み木がえらく尖っていて怖かったので、 オモチャの安全表示について調べてみました。 小さな子を持つ親なら必読です。

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おもちゃの安全規格とは?

STCE

玩具の主な安全規格は、日本の玩具業界が定める”ST規格”と、 ヨーロッパの安全規格である”CEマーク(EN 71規格)”です。

ほかに、国際規格である”ISO8124”や、アメリカの”ASTM F963”などがあります。

目立ちにくいところにシールが貼ってあったり、タグに印刷されていたりするので、見てみてください。

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規格の内容は?

NG

基準はそれぞれの規格によって変わりますが、 どの規格も以下の3点を考慮している点は一致しています。

  • 体への危害(誤飲や切り傷)
  • 火災による危害(燃えやすくないか)
  • 口に入れた時の毒性の少なさ(塗料や防腐剤)

STやCEマークがあるなら、誤飲しにくく、燃えにくく、舐めても安全だと、規格機関が認めた証です。(事故を完全に防げるわけではない)

安全規格マークがないとヤバイ?

NoMark

安全規格の表示は、義務のものと任意のものがあり、 STマークやCEマークの表示は任意です。 なかには、独自の安全規格を持っていたり、 国際規格をクリアしているのに、それを表示していない商品もあります。 (なんで表示しないんだろ?お金かかるのかな?)

ですので、マークがない=危険とは必ずしも言えません。 しかし、STマークが表示されている場合は、安全性以外の安心ポイントがあります。

STマークは賠償金の補償もしている

 STマーク付の玩具で万一事故が起こった場合に、STマーク契約者(自社の玩具にSTマークを表示するため、当会とマーク使用許諾契約を結んだ者)が、必要かつ十分な救済措置(賠償)を行えるよう、当会では賠償責任補償共済制度を設けSTマーク契約者に加入を義務付けています。 STマーク付の玩具が原因で発生した対人事故、対物事故においてSTマーク契約者が被害者に支払った法律上の損害賠償金や訴訟費用に対し、共済金を支払う制度です。
引用:一般社団法人日本玩具協会

ざっくり言うと、STマーク表示のあるメーカーは、万が一の事故に備え STマークの会社に「保険金」を支払っています。

つまり、もし事故が起き、補償が必要になった場合、 メーカーに支払い能力が(お金が)なくても、 STマーク側が賠償金を払ってくれる可能性があります。

STマークを表示するには費用がかかる

日本玩具協会

写真:日本玩具協会
上の図の赤枠と矢印はわたしが書き加えたものです。

メーカーは先ほど述べた「保険金」以外に、 基準をチェックするための検査機関に、検査費用も支払っています。

簡単に言うと、STマーク表示のために結構お金がかかります。

マークがないと言うことは、メーカーにそのお金すらない可能性があるので、 賠償金を支払えない可能性が高いです。

表示は義務ではない (追記)

ピジョンおしゃぶり

表示を義務付けられている安全規格は一部です。 ですので、規格をクリアした品物であっても、パッケージや本体に 安全表示がないこともあります。

購入のいい判断材料になると思うのですが、なぜ表示しないのでしょうね。

メーカーに確認してみよう

ピジョンお客様サポート お客様サポート ピジョン株式会社

購入の前に、安全基準について、 メーカー公式サイトで確認したり、 直接問い合わせてみることをオススメします。

わたしは、ST規格やEN規格(その他の国際規格も)などをクリアしている商品を信用します。
反対に、”独自の安全基準”と書かれているものは避けます。

誤解を与える文章だったので、追記という形で訂正いたしました。

安全基準の表示がない玩具は、リスクが高すぎます。

そもそもほとんどの玩具には、安全表示があるので、 わざわざなんのマークもない玩具を選ぶ理由はありません。 やめておきましょう。

調べるに至った経緯

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上の画像は、新宿区の出産祝い品として頂いた「ラトルと積み木セット」

角が結構鋭利で、「これ大丈夫か?」と思ったのが、安全表示を調べるきっかけでした。 角の面取りに関しては、これぐらいで大丈夫なのかもしれないけれど、 安全表示が全くないとミリも信用できません。

捨てるのももったいないので、わたしが積んで遊びます。

おわりに

オモチャの安全基準表示について、 わたしに出来うる限り簡潔に書いてみました。

Amazonの安全基準マークの説明がわかりやすくいいまとめになっています。 軽く目を通しておいた方がいいです。

Amazonの安全基準マークの説明ページ

最後に、今回わたしが参考にしたサイトのリンクを貼ります。

では、ブログ「いつもたのしく」でした!