こんにちわ。ブログ「いつもたのしく」です。 今回は、土井善晴先生の「洗い米」に注目します! 「全然違う!すごく美味しい!」と言った意見が多い中 「吸水が足りない」や「米が割れる」などの意見もちらほら。 それなら、普通の「洗い米」と「土井先生の洗い米」を比較してみましょう!

洗い米とは

「研いで浸水させて水切りしたもの」を「洗い米」と呼ぶようで、 浸水時間は季節によって30分〜1時間程度。 「米粒が真っ白」になるまでが目安のようです。 一方、「土井善晴先生の洗い米」もザルにあげて水を切る手順は一緒なのですが 「浸水」の部分に大きな違いがあり、 研いだあとに20〜40分”ザルに上げて吸水”させるようです。 大部分が一緒なだけに、浸水&吸水の違いが目立って面白いですね。

比較方法

研いで水が澄むまで水を取り替えるのは、どちらもほぼ共通です。 使うお米の量は「1合 148g」(150gの方が分かりやすかったですね、すいません。) 2021 06 03 19 17 21 2021 06 03 17 34 21 吸水が終わり、炊く直前になったお米の 見た目と重量(吸水量)を比較します。

「普通の洗い米」の場合

水を張ったボウルの中に、研いだお米を1時間浸水させます。 2021 06 03 17 40 34 1時間後、ザルに上げて15分ほど水切りを行い重量を量ります。 2021 06 03 18 33 54 浸水前の「148g」から「43g」増えて、「191g」になりました。 割合でいうと「約129%」増えました。 結構吸うんだね!

土井善晴先生の洗い米1

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「土井善晴先生の洗い米」は、「ザルに上げて20〜30分」とありますが、 計測のタイミングを「普通の洗い米」と一緒にしたいので、 研いだ後にポリ袋に入れて冷蔵庫で保管し、 「洗い米」と同じ1時間後に計測します。 すぐに炊かない場合はポリ袋に入れて冷蔵庫へ、と書かれているので 比較に支障はないかと思います。 2021 06 03 18 34 56

土井先生の洗い米2

1時間後、冷蔵庫から取り出しポリ袋から出して重さを量ります。 2021 06 03 18 35 37 「148g」から「16g」増えて、「164g」になりました。 割合でいうと「約111%」増えました。 少ないね。

お米の色の比較

2021 06 03 18 34 08 2021 06 03 18 35 45 写真の角度や距離の不揃いは許してください。 「普通の洗い米」の方が米粒の白濁が強く、はっきりと白いです。 一方、「土井善晴先生の洗い米」も白濁して白くなっていますが 普通の方と比べると白濁が弱く、「吸水前の米」と「普通の洗い米」の中間のような色です。 また、米粒の大きさも「普通の洗い米」がより大きく膨らんでいるように見えます。 米粒の割れはどちらも見られません。・・・割れてないよね? 大きさ測ればよかったな。もう食べちゃったよ。

結果まとめ

お米を研いだ後、すぐにザルに上げる「土井善晴先生の洗い米」より、 浸水させて吸水させる「普通の洗い米」の方が吸水量が多い。 また、吸水による米粒の白濁、膨らみ、ともに「土井善晴先生の洗い米」より「普通の洗い米」の方が強く大きい。 という結果になりました。

感想

どちらか片方が「正解」とかじゃないです。 当然、炊いて食べれば食感にも違いが出ます。しかし、炊飯工程の手間も合わせて「好み」です。 わたしは夜に研いで、朝に炊き上がる予約炊飯が最近は一番好きです。 雑菌が繁殖すると土井先生が仰っていましたが、 ちょっと「モチャっ」としてて好きなんです。 それにしても、 「お米は乾物」 というキャッチーなフレーズはさすが土井先生ですよね!

おわりに

いかがでしたか? 家庭レベルの検証なので、なんのデータにもなりませんが、 写真でもわかるぐらいの見た目の変化があって楽しかったですね! ブログ「いつもたのしく」でした。またきてください!