続きです。


コーンを使わずにコーンスープを作りたい 初回

コーンミールでコーンスープを作る 2回目



今回はとうもろこしの成分をネットで調べ、 それに基づいて実験をしていきます。 わたしが買った「コーンミール」の元になったとうもろこしの品種はわかりません。 ”多分いっしょだろ”という仮定のうえで進めていきます。 大丈夫か?

とうもろこし100gあたりの水分量75.4g

JAあきがわさんのサイトに「スイートコーン100g」 あたりの成分が載っていました。 スイートコーン栄養成分と効用
その情報によると、茹でたトウモロコシの可食部100gあたり 水分量は「75.4g」です。 つまり、とうもろこし本体?は「24.6g」です。 「コーンミール24.6g」に水を「75.4g」足せば もとのトウモロコシに戻るはすです。 小数点以下の重さは測れませんので 「水76g」+「コーンミール24g」でやってみます。

絶対失敗する

水76gとコーンミール24gを用意
2021 06 01 00 40 47 2021 06 01 00 42 23
経験則でわかります。絶対に失敗する。 多分、ポレンタどころの騒ぎじゃなく、餅レベルの固さになるはず。 調べ直します。

とうもろこしの胚乳のみ

もういちど「コーンミール」のパッケージを見てみましょう。 2021 06 01 00 52 07
「とうもろこしの胚乳のみを挽きました」と書かれています。 はいにゅう?
⑥ 胚乳(はいにゅう) 胚乳はとうもろこしの粒の重さの約80%を占めており、無水物としてデンプンを約85%、タンパク質を約9%含んでいます。成熟した胚乳は角質部と粉質部で構成されていて、両者の比率は約2:1と一般的に言われています。

どうやら、胚乳とは粒の80%らしいです。 20%減らして19gでやってみましょう。

すっごく固い

2021 06 01 01 00 15
・・・。わかってたもん。

1gずつ足して濃度を決める

100gの水を用意し、コーンミールを1gずつ足していきます。 コーンミールを足すごとに電子レンジで沸騰するまで加熱します。 途中、水分が蒸発して重さが減るので 都度減った分の水を足しています。 2021 06 01 01 21 23 2021 06 01 01 22 58
コーンミール1gで加熱後↓
2021 06 01 01 26 16
まだまだほぼ水ですね。

2g目

コーンミールを合計2g足し加熱しました。
2021 06 01 01 29 15
まだまだゆるいです。

3g目

コーンミールを合計3g足して加熱しました。
2021 06 01 01 32 25
少しずつとろみがついてきましたが、全然ゆるいです。

4g目

コーンミールを合計4g足して加熱しました。
2021 06 01 01 33 03
いい感じのとろみです! まだ少しゆるいのですが、他の野菜(粉末だけど)も加わりますし 経験上、コーンミールのとろみは少し遅れてやってきます。 なのでとりあえず4gで打ち止めとします。

蓋をして待機

前回の検証でわかったことなのですが、 コーンミールを加えた瞬間は「ジャスト」の固さでも 時間がたつと少し粘度が増します。 なので、蓋をして一旦落ち着かせます。

30分後も変化なし

加熱の1〜2分後は若干粘度が増したような気がします。 しかし、15分後と30分後を確認しましたが 特に変化はありませんでした。

口当たり良くない

写真で伝わるでしょうか? コーンミールの粒感が多少あって、口当たり舌触りともによろしくありません。
2021 06 01 02 21 04
裏ごしするのがベストですが、ブレンダーで攪拌しても改善できそうです。 それはまた次回に。

まとめ

水100mlに対してコーンミールは4g(加熱が必要)

追記:400mlの無脂肪乳で作った場合コーンミール30g程度がいいとろみでした。
「水200mlにコーンミール小さじ3」と書いた初回がやっぱり正解か?


粉末のコーンスープの素って「アルファ化」したあとに粉末にしてるんでしょうか? すごいですね。